感染症

感染症とは、病原体(=病気を起こす小さな生物)が体に侵入して、症状が出る病気のことをいいます。病原体は大きさや構造によって細菌、ウイルス、真菌、寄生虫などに分類されます。病原体が体に侵入しても、症状が現れる場合と現れない場合とがあります。感染症となるかどうかは、病原体の感染力と体の抵抗力とのバランスで決まります。

インフルエンザ

子どものインフルエンザの初期症状の特徴

  • 症状がない状態から急に38℃以上の発熱が起こる
  • 発熱に続いて咳や鼻汁などが表れる
  • だるさや関節痛など全身症状が表れやすい
  • 下痢や嘔吐をともなうことがある
  • 症状の進行スピードが早い

子どものインフルエンザの治療法

インフルエンザの治療では、抗インフルエンザ薬を用いた「薬物療法」のほか、症状を緩和するための「対症療法」が行われます。

「抗インフルエンザ薬」は、発症から48時間以内に使う必要があります。これは、48時間以上が過ぎてから使った際の有効性や安全性は確認されていない、というのが基本的な理由です1)。そのため、「抗ウイルス薬」を使いたい場合には発症からあまり時間をあけずに病院を受診する必要があります。

インフルエンザワクチンで予防も大切

経鼻ワクチン(フルミスト)の特徴は痛くない事です。痛みが怖いお子さんはフルミストもございます。
また、注射ワクチンで腫れやすいお子さんも経鼻ワクチン(フルミスト)が安心かと思います。
一方で、流通量が多くないため予約が取りずらいという問題があります。

また、注射ワクチンは、国内でこれまで何十年も接種実績があり、成人の方も接種できるため、家族同時に受診して接種することができます。

RSウイルス

RSウイルスの特徴

RSウイルスは、鼻汁や咳、ゼーゼー、ヒューヒューといった喘鳴が特徴的な呼吸器の感染症です。

生後2歳までにほぼ全員が1回はかかると言われている病気です。
子供だけでなく大人もかかることがあります。

子どものインフルエンザの治療法

RSウイルス感染症に対する確立された治療法はありません。

症状を和らげる対症療法としてお薬(痰切り、咳止めなど)を服用したり、
鼻汁が多い場合にはこまめに吸引してあげることで呼吸が楽になります。

溶連菌感染症

溶連菌感染症の特徴

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症状の代表的なものは、発熱(38〜39℃)と“のど”の痛みです。しかし、3歳未満ではあまり熱があがらないと言われています。そして、体や手足に小さくて紅い発疹が出たり、舌にイチゴのようなツブツブができたりします(イチゴ舌)。そのほかに頭痛、首すじのリンパ節の腫れ、腹痛や嘔吐などの腹部症状もみられます。急性期を過ぎますと、発疹のあとには落屑(皮むけ)が認められるようになります。風邪と違って咳や鼻水が出ないというのもこの病気の特徴です。この病気には潜伏期間があり、実際に感染してからだいたい2〜5日で症状がでます。

溶連菌感染症の治療法

まず、年齢、熱の程度、“のど”の発赤の具合、体や手足の発疹の程度から溶連菌に感染している疑いがあれば、確認のために検査を行います。最近は、“のど”についた細菌の検査の中で、溶連菌については、5〜10分以内に結果が出るので、すぐに溶連菌かどうかわかります。

溶連菌の感染とわかれば、熱やのどの痛みといった症状をやわらげるお薬のほかに、抗菌薬が出されます。抗菌薬は病気の原因になっている溶連菌を退治する大変重要なお薬です。

アデノウイルス感染症

アデノウイルス感染症の特徴

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アデノウイルス感染症は、子どもに高熱やのどの痛み、咳、鼻水などの症状を引き起こす感染症です。風邪と似た症状ですが、重症化すると中耳炎や肺炎などの合併症が起こる可能性があります。

溶連菌感染症の治療法

  • 十分な休息と水分補給を促す
  • 発熱がひどい場合は解熱剤を使用する
  • のどの痛みがひどい場合は、のどごしの良いものを食べる
  • 目やにや眼科充血に対しては、抗生剤やステロイドの点眼薬を処方する
  • 目のかゆみが強い場合には、抗ヒスタミン薬やステロイドの点眼薬を処方することもある

手足口病

手足口病の特徴

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手足口病は、子どもに多く見られる感染症で、主に夏場に流行します。特徴的な症状は、口の中や手足にできる水疱(水ぶくれ)です。
【症状】
  • 発熱(38℃以下のことが多く、高熱が続くことは通常ありません)
  • 口の中の痛みが発生し、口の奥に小さな赤い斑点ができ、水ぶくれになる
  • 手のひらや足の裏に痛みの発疹ができ、徐々に増えていく
  • 膝、肘、臀部、性器にも広がることがある
  • 口内炎の痛みに悩まされる場合が多く、脱水にならないように食事内容や飲み物には注意が必要

手足口病の治療法

  • 発熱や頭痛、口内炎の痛みには、解熱・鎮痛剤を使用する
  • 手足の発疹には、痛みや痒みがある場合は塗り薬を処方する
  • 口内炎には、粘膜保護剤の軟膏を使用する
  • 咳や鼻水がある場合はかぜ薬、下痢がある場合は整腸剤を処方する
  • 十分な水分を摂取する
  • 安静にする
  • 栄養に気をつける
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リンゴ病

手足口病の特徴

りんご病(伝染性紅斑)は、ヒトパルボウイルスB19による感染症で、子どもでは主に5~10歳頃に発症します。主な症状は、両頬にりんごのような赤い発疹と、腕や太ももにレース状の発疹です。

りんご病の治療法

特別な治療方法はなく、ウイルスによる感染症の中では比較的症状が軽いため、安静にしながら自然に治るのを待ちます。発熱や頭痛などがつらいときには症状を抑える薬が処方される場合もあります。

診療時間

09:00~12:30

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